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DROPS規格:American Bureau of Shipping(ABS)
イベント/DROPS規格:American Bureau of Shipping(ABS)

DROPS規格:American Bureau of Shipping(ABS)

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録画あり

このウェビナー録画には、ABS DROPS規格の共同執筆者による同規格の最初の紹介が収録されています。規格が策定された理由、その対象範囲、従来のDROPSガイダンスとの違いを解説します。

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落下物は、洋上および海事の作業において、依然として最もリスクの高い危険源の一つです。業界全体で重大事故のポテンシャルを有する事象が後を絶たないことを受け、American Bureau of Shipping(ABS、米国船級協会)は、船級規則に基づく体系的な落下物防止の手法を策定しました。これが一般にABS DROPS規格と呼ばれているものです。

このウェビナー録画には、ABS DROPS規格の共同執筆者による同規格の最初の紹介が収録されており、規格が策定された理由、その対象範囲、従来のDROPSガイダンスとの違いについて、貴重な背景情報が得られます。

ABS DROPS規格が策定された理由

ABSに相談を寄せたのは、成熟した安全管理体制を備えていながら、特に新たに引き渡されたリグで、重大事故のポテンシャルを有する飛来落下災害を経験し続けていた洋上事業者でした。当時の業界は良好事例に基づくガイダンスに大きく依存しており、次の事項を扱う一貫した監査可能な規格がありませんでした。

  • 落下物防止のためのマネジメントシステム
  • 設備設計と認証
  • サプライチェーンにおける説明責任
  • 第三者による検証

ABS DROPS規格は、この空白を埋め、落下物防止を「人命、財産、環境の保護」というABSの中核的な使命と整合させるために策定されました。

静的落下物と動的落下物

ABS DROPS規格の重要な貢献の一つは、静的落下物と動的落下物を明確に区別したことです。

  • 静的落下物:外力を受けることなく、自重によって落下する物(例:固定されていないガード、照明、取付具)。
  • 動的落下物:衝突、荷の取り扱い、設備同士の干渉など、加えられた力によって外れる物(例:管材(チューブラー)の取り扱い、クレーン作業)。

ウェビナーでは、重点的な防止活動によって静的落下が大幅に減少した一方で、動的落下が主要なリスクになりつつあり、より高度なリスクアセスメントと設計手法が求められていることを示す業界データが紹介されています。

ABS DROPS規格の対象範囲

ABS DROPS規格は、従来の点検中心のプログラムにとどまらず、次の内容を含むライフサイクル全体の枠組みを導入しています。

1. マネジメントシステム

既存の労働安全衛生マネジメントシステムに組み込まれた、体系的な落下物防止プログラム。

2. 設備設計と認証

本質安全設計を推進し、緩んだり破損したりするおそれのある部品の数を減らします。設備は、ABSの型式検定(Type Approval)プロセスを通じて、DROPSへの適合について審査と承認を受けることができます。

3. DOPPおよびDOPP+ノーテーション

ABSは、任意で取得できる船級符号(クラスノーテーション)を導入しました。

  • DOPP:落下物防止プログラム(Dropped Object Prevention Program)
  • DOPP+:リスクの高い設備を対象とした、設計および認証の強化要件

これらのノーテーションにより、船主や事業者は、ABS DROPS規格への適合を正式に示すことができます。

4. 第三者による検証

本規格は、外部の専門会社の役割、点検周期、そして船級検査や設備の変更に合わせた継続的な検証を定めています。

サプライチェーンへの注目

ウェビナーで繰り返し取り上げられるテーマの一つは、持続的なDROPSの成果は調達から始まるということです。サプライチェーンの中でDROPS適合またはDOPP+の設備を指定することで、事業者は次のことが可能になります。

  • 二次脱落防止への依存を減らす
  • 安全成績の基準水準を引き上げる
  • 機器メーカー(OEM)をより安全な設計基準へと導く

ABSは型式検定のデータベースを運用しており、DROPSに適合した設備を特定し、確認することができます。

今後の展望:動的DROPSとリスクに基づく設計

ウェビナーでは、動的な落下物の防止に焦点を当てた、ABSによる今後の開発作業についても概説しています。主な内容は次のとおりです。

  • HAZIDおよびFMEAに基づくリスクアセスメント
  • 設備同士の干渉と運転範囲(オペレーティングエンベロープ)
  • 保護方策(バリア)管理の原則
  • 掘削システムの船級付与手法との統合

目指すのは、人は訓練できるとしても、安全の主たる負担を担うべきは設計であると認めたうえで、業界を本質的により安全な設備と配置に近づけることです。

この録画が今も重要である理由

数年前に収録されたものですが、このセッションは今も高い意義を持っています。今日のDROPS プログラムの多くは依然として点検に大きく偏っていますが、ABS DROPS規格は、既存のDROPSの取り組みを補完する、設計とシステム主導のアプローチを導入しています。

落下物防止の戦略を見直し、または強化しようとしている組織にとって、この録画は次のものを提供します。

  • ABS DROPS規格の歴史的な背景
  • 静的DROPSと動的DROPSの明確な区別
  • 船級規則に基づくDROPS ノーテーションへの理解
  • サプライチェーンと設備認証に関する実践的な指針

イベントの録画を全編視聴する

このウェビナー録画は、落下物防止の継続的改善と、より安全な洋上作業を支援するため、当フォーラムのナレッジライブラリの一部として公開しています。